子どもデザイン教室ブログ
あなたは素晴らしい。
デザイン教室 | 2015.01.16(金) | No Comments
自尊感情が低い子どもの行動を観ていると、特徴的なのが、自分の作品を壊したがる点です。まず、できる自信がないから作ろうとしない。作りはじめてもすぐどうでもよくなる。できあがると納得がいかないから捨てる、破く、壊す、、、
作品はその子自身の脳内意識が具体的に外部化したものです。『いいね、きれいね、かっこいいね、こんな色や形、たかさんは考えつかないよ、すごいね、よく頑張ったね、、、』いろいろ投げかけては自尊感情を育んでいます。
昨日も毎回わめき回ってはほかの子に迷惑をかけている子が、せっかく作った作品をクチャクチャに床に捨てました。この活動はいろんなおとなの支えや友だちとの協力で成り立っていますから『これはみんなの作品だ、それはみんなに失礼だ』と厳しく注意しました。
叱られるのが嬉しいのか、叱られたいのか、叱られるといつもすっきりとした表情になります。これも一つの愛情表現でしょうが、毎回、毎回、儀式のように同じやりとりを繰り返しています。