子どもデザイン教室ブログ
なんとも寂しいです。
サポートホーム | 2013.01.24(木) | No Comments
学生だった頃、恋人との別れは切実な問題でした。50を過ぎたオッサンにはお金、仕事、責任、健康、介護、、、切実な問題が多過ぎて、若い頃の悩みなんか「屁みたいなもんだ」と思っていました。
今日、ちびっこがお家に帰りました。なんとも寂しいです。こんなオッサンが学生の頃のようにシミジミしています。しかし一方、今回いろいろな発見もありました。それはその昔、実子の子育ての頃には気づかなかった「子育てのミソ」のようなものです。
それは、①(命の危険以外)怒ってもほとんど意味がない。②1m以内で話をすると思いは通じる。③愛情をきちんと注ぐと(同量ではないが)相手もきちんと愛してくれる。④この対話と愛情の繰り返しで離れられない絆が形成される。⑤従って、血縁がなくても親になれる。などです。
長くなるので、ここでは「①怒ってもほとんど意味がない」だけご紹介します。
私は我が子を頭ごなしに怒ったことが何度もあります。例えば「早くしなさい!」とか。しかし、その早くしないといけない時間は、私の勝手な都合です。子どもには子どもの時間があり、おとなはそのことをほとんど考えていません。
子どもは未熟だと思っていたら大きな間違いです。子どもを観察していると、子どもの行動にはすべて意味があり、無駄な動きがありません。同じ本を何度も何度も読んでということにも意味があります。2歳の子どもは2歳で完成しているとつくづく感心しました。
「早くしなさい!」というけれど、例えば、 学校を卒業して1年間遊んだとしても、30年も経てば50歳か51歳の違いでしかありません。そう思うと、急ぐ必要などほとんどありません。この高い木の上から遠くを見る感覚でいると、苦労の多い子育てもなかなか快適なものになると思います。
今日の夕食はなぜか一人でカレーをすすっております。
*写真はAくん(小1)の絵本から