子どもデザイン教室ブログ
クリエイティブキャンプ、3日目
デザイン教室 | 2018.08.01(水) | No Comments
「U18高校生クリエイティブキャンプ2018」3日目。大げさですが、奇跡みたいなことが起こりました。実はこの企画、最終日の発表会を開催して、秋田に「里親啓発のゆるキャラシンボルマーク」を置いて帰る、というのが参加の目的でした。
しかし、当の発表会にご出席くださいとプレスリリースを報道機関に送ったのですが、何のお返事もありませんでした。受取手がいなければ、企画自体の意味がなく、ただの自己満足です。そこで、どうすべきか!?昨夜から打ち合わせを続けましたが、良い案が浮かびません。
高校生の一人が「県庁に行けば良い」と言い出したのですが、迂闊にも私、相手の大きさに「それは無理やろ」と頭から否定してしまいました。しかし、他に何のつてもなく、現場の児童相談所にアタックしようと、昨日お伺いした感恩講児童乳児院へお願いに行くことにしました。
高校生たちは「何と喋ろうか」と、行くときはもうドキドキ。緊張の中、自分たちの企画意図を院長先生に説明しました。すると、どうでしょう!!「秋田県の里親委託率を上げるためにはそうしたシンボルが必要だ」と秋田県庁のご担当部署をご紹介くださることになりました!!
高校生たちはすごいです!細い糸をたどって、秋田県庁の地域・家庭福祉課のご担当者さんに「里親啓発のゆるキャラシンボルマークを使ってください!」とお話し、面談のご担当者さんはニコニコとご寛容に子どもたちの話を聞いてくださり、広報のお力添えを頂きました。
これまで「あまり秋田の人とお会いできないのでは?」と不安に思っていましたが、そんなことはありませんでした。里親会さん、県会議員さん、運営のNPOさん、大学生さん、児童養護施設さん、秋田県庁の方、皆さん大阪から突然やって来た高校生の無理にご尽力くださいました。
ありがとうございます!その後、明日の発表会に向けて、19作品の中から3作品への選定作業、下書きをPCで作品化する作業、背景の壁紙作り、投票用紙や配付資料、パワーポイントの制作と夜遅くまで準備作業をしました。いよいよ明日が本番、これまでの成果が問われます。
例え発表会に誰一人来なくても、この秋田で経験した皆さんの優しさや絆、そして、自分たちの成長を、感謝の気持ちを込めて発表したいと思います。このコンペに参加出来て心から良かったと思います。夜遅く、空きっ腹に食べた焼き鳥が殊の外おいしく感じました。