子どもデザイン教室ブログ
スマホを買ってください♡
デザイン教室 | 2018.11.14(水) | No Comments
相手に「なるほど」と思って貰える話し方を会得することで、自信と自己肯定感を高めるデザイン国語研究レッスン。後半が始まり、おさらいも兼ねて、中・高学生が親役と子役に分かれて「スマホを買ってください」と交互に説得しあうロールプレイゲームをしました。
子役の時は「友だちは皆もってる、仲間外れになる」と主張するのに、親役になると一転、「学校で話せば良い」と言い分が変わります。要点は「つまり、しかし、だから、なぜなら」などのキーワードを使って、相手の「なるほど」を引き出せる論理的な話し方ができるかどうかです。
「これええわ。○○(商品)買ってほしいから使ってみよ!」と中学生が言いました。そう、言葉は道具です。特に身を守る術が少ない社会的養護児童には論理的な話法が必要です。うざい、だるいといった感情語ではなく、実践的に役立つ話し方を繰り返し繰り返し学んでいます。
なお、本レッスンの成果は、来る12月1日㊏10時30分〜川崎医療福祉大学で開催の「日本子ども虐待防止学会」にて大阪府立大学教育福祉学類の伊藤嘉余子教授が「社会的養護の子どもの自己肯定感を育む 【デザイン国語レッスン】という挑戦」と題して発表されます。ご期待ください。