子どもデザイン教室ブログ
デザイン教室で働きたいねん
デザイン教室 | 2015.06.06(土) | No Comments
最年少の特等席を幼稚園児に奪われて、すっかり甘えたモード定着のKちゃん。総会が終わり、新年気分のレッスン初日。ふと、そのKちゃんが『大きくなったらデザイン教室で働きたいねん』と言っていると他の子から聞きました。
子どもデザイン教室の夢は、子どもたちの居場所となり、将来できれば働き場所となることです。教室が子どもたちの灯台となり、おとなになったその子たちが、自らの経験を活かして、さらに次の世代の不安な行く末を照らすランプになってもらえればと願います。
そんな機能・空間が児童養護施設の近くにあって、アフターケアを主体的にサポートすれば、きっと子どもたちの状況はもっとよくなります。日本の社会は『子どもは家族が育てるもん』と信じていますが、欧州をみてみるとそうでもありません。
私自身も気付きませんでしたが「子どもは社会で育てるもの」です。そうでないと親と暮らせないなど、子どもがその支えを失うと一挙にセーフティネットから転落してしまう可能性があり、親の事情で子どもの人生が左右されるのはどうも納得がいきません。
ということで、こうしたKちゃんのご要望にお応えするためにも、もうちょっとしっかりしないとな〜と思いました。新年度早々、そんな私を見透かすように、甘えたのKちゃんにハッパをかけられました。