子どもデザイン教室ブログ
ファミリーホームを断念します。
サポートホーム | 2016.02.04(木) | No Comments
その代わりですが、ファミリーホームは断念することになりました。無念さと安堵が交錯しています。理事の方からも「家庭を壊してまでファミリーホームをしても社会的効用はない。社会的効用が一番高くなる方法を考えるべき」と指摘を受けていました。
私のミッションは、親と暮らせない子どもたちが「生まれてきてよかった」と思える社会にすることです。その理想形がファミリーホームでした。しかし、ファミリーホームの実情を調べると、児童養護施設と同じく経営的な問題を抱えていることが分かりました。
恐らくファミリーホームを経営できるのは、精神的な支柱が明確にあり、夫婦、実子全員が社会的養護をしっかり理解したご家庭に限られます。残念ながら、私の家庭にそれほどの資源はありませんでした。
私はこれまで子どもとの関係だけに注目していました。しかし、現実的な経営を考えると、ファミリーホームは、生半可に家族を巻き込んで運営できるようなものではありません。これからは家族が同じ歩幅で歩いていける、そんな社会貢献を続けていきます。