子どもデザイン教室ブログ
ブーメラン
デザイン教室 | 2019.04.08(月) | No Comments
これまで子どもデザイン教室は、受講形式という教育レッスンで、子どもたちの自立心を支援してきた。しかし、そこには限界がある。教育とは、そもそも24時間365日繋がる連続性の中が始めて子どもが身につけるもの。
それが数時間の受講形式では、どうしてもイベント的な、アトラクション的なレッスンになり、腰をすえて取り組もうと思うと、親や保護者と一緒になったレッスンをしないといけない。それには限界があるし、また、そこが限界だから、今あるような受講形式をしてきた。
しかし今、こどもサポートホームを始めて、それこそ24時間365日繋がる教育ができる。そして、それが養育と呼応する形で、自立に向けた一歩一歩の歩みを進められている。そうすると、子どもデザイン教室の受講形式はこれで良いのか?と、また私の「好奇心スイッチ」がONになる。
今、ソーシャルペタゴジー(社会における子育て)という概念が日本でも知られるようになったらしい。福祉と教育を融合する概念だが、最近、「教育は家庭でするもの」と考え始めた私にとって、ソーシャルペタゴジーは、今後研究し、実践し、普及させたい学域だ。
昨日の理事会での話。理事の方から「教室は、学校でも、家でも、施設でもない第3の居場所としても価値がある。だから教室は意義がある」というご意見を頂いた。なるほどね〜と思っていたら、神さまが見ていたかのようにずっと休んでいた高校生がレッスンを再開する事になった。
また、前に教室を辞めていた子が突然遊びに来た。泣けるほど嬉しい。こんな風に「あ〜あ、行っちゃった。もう会えないのか」と思ってた子がブーメランみたいに帰って来られる。教室は、新しく形を変えながらも、学校でも、家でも、施設でもない第3の居場所としてあり続けたい。