子どもデザイン教室ブログ
ラッセルの幸福論
デザイン教室 | 2019.04.28(日) | No Comments
社会的養護児童、もちろん一般家庭児童も、養育だけでなく、教育と養育の両輪を同時に回さないといけないと考え、月一度、第4土曜夜に開催の「将来デザインレッスン」、今年も新年度が始まりました。自分の将来が企画設計できる「自分デザイナーになること」が1年後のゴールです。
今年から趣向を変え、毎月1冊、子どもたちが恐らく一生読まないだろうが、人生に欠かせない本を選び、その題材についてワールドカフェ形式で思考、対話します。初回に選んだ本は、90年も前に書かれたノーベル文学賞本、ラッセルの「幸福論」です。
平易にいえば「意識を外に向け、行動することで幸せになることを説いたポジティブシンキング本」でしょうか。難しい話で子どもの心に火は灯せません。自分で考え、人の話を聞き、ラッセルの考えを聞くことを3回重ね、自己肯定感を高めることを狙いました。
しかし、まあ準備が大変でした。子どもにも分かるように難解な内容を平易な言葉に置き換えないといけません。1ヶ月かけて準備し、昨夜もほぼ徹夜でした。しかしレッスン後、普段は気持ちを表現しない子が「今日のレッスン、良かったで」といってくれました。最高の讃辞でした。