子どもデザイン教室ブログ
副島賢和さんと対談しました。
デザイン教室 | 2016.03.16(水) | No Comments
これまで何人か自分の人生を運命づけた人がいました。「これからの人生を行きなおしてみませんか」と助言くださった病院の先生、「金持ちになりたくてもなられへん子がおんねんよ」と教えてくれた大親友。今日また、そんな人に出会えました。
その人の名は副島賢和さん。ドラマ「赤鼻のセンセイ」のモデルであり、ホスピタルクラウン。大学病院の院内学級の先生であり、昭和大学大学院の准教授。NHK「プロフェッショナル」にも出演されていたので、ご存じの方も多いかと思います。
今日はソーシャルWEBマガジン・グリーンズのお計らいで、副島さんと対談の機会をもちました。超ご多忙の中、わざわざ子どもデザイン教室までお越し頂き、教育とは?学びとは?また、重い荷物を背負った子どもとの関わりとは?、そんなことをお伺いしました。
詳しい内容は、後日掲載されるグリーンズの記事をご覧頂くとして、副島さんと私とで共通する考えは「学びとは生きること」でした。対談中、副島さんのとんでもなく大きな子どもへの包容力に学んで、思わず涙がでてしまいました。それほど感銘を受けました。
副島さんの教育の結晶は、子どもに対しての立ち位置にあります。平易に言うと、大きく下から潜り込むことです。そして、そこから投げかける言葉で、いかにその子を傷つけず、前向きに生きる力を植え付けていくかにあります。このメソッドは圧巻です。
ぜひ多くの親、保護者、教育関係者に知ってほしい教育のあり方です。そのためには、深い観察力と、機知に富んだ言葉づかいが重要です。特に子どもは正直で真面目です。恥ずかしながら、言葉一言の重みを今、初めてかのように受け止めました。
人を傷つける言葉を使う人は五万といます。でも、人を勇気づける言葉を使う人は残念ながらそう多くいません。子どもの併走者として、一見、乱雑に聞こえる子どもの言葉の深い意味を洞察しなければならないと教えて頂きました。
おそらく今日を境に子どもデザイン教室の教え方は大きく変わります。教えてくださった副島さんに感謝して、また、この機会を作ってくださったグリーンズの皆さんに感謝をして、またお会いできる日を楽しみに、その方策をじっくりと勘案していきます。