子どもデザイン教室ブログ
寒空のおなかに染み入る
デザイン教室 | 2018.01.30(火) | No Comments
昨年の春から取り組んでいる「デザイン国語研究レッスン」。社会的養護児童の自己肯定感を高めるため、聞き話す力を育てるレッスンです。昨日は、大阪府立大学の伊藤先生、スタッフの皆さんと、子どもたちの変化を共有するために児童養護施設の田島童園を訪ねました。
月1回のレッスンで、どれほど子どもたちが変わるのか?私は少々不安でしたが、望外にも、子どもたちがレッスンの要所を活かして職員さんらと対話している様子が伺えて、安心しました。上手く言葉にできない思いを論理的に話すことは大人でも難しいことですから。
伊藤先生によると、自己愛と自己肯定感は違う。自己愛は自分一人で完結するが、自己肯定感を高めるためには対話能力がいるとのことです。この点で、正確に情報を発信・受信するための聞き話す国語力を育てた狙いは好走したようです。
他にも教室に通う子どもと職員さんの二人だけの時間もレッスンの良い点のようです。僅かの時間でも職員さんを独占でき、また切符を買うなど社会勉強にもなる。おとなの愛はこうしないと独占できない、なんだか泣けてきました。
そして感心したのは、職員さんの細やかな観察力です。子どもたちの何気ない言葉に気をとめて、その意味を解釈して職員間で共有する。さすがは児童養護施設の職員さんです。家内の髪型の変化にも気付かない私は、もっとしっかり観察する必要があるようです。
さて、この「デザイン国語研究レッスン」。4月から金曜日夜6時から7時(+8時まで自習時間)に枠を拡大します。単発のレッスンを繰り返すので、1回限りでも参加頂けます。一般家庭のお子さんも参加出来ます。担当が私なので不安もありますが、ぜひご参加ください。
*会合後に食べたルシアスB1Fの博多もつ鍋「いっぱち」、寒空のおなかに染み入りました〜