子どもデザイン教室ブログ
なぜ光の三原色は赤・緑・青か?(後編)
デザイン教室 | 2013.01.28(月) | No Comments
ご好評だったので、光の三原色のお話しの続きをちょっとだけ。
イギリスBBC「地球伝説」によると、もともと霊長類は空の青と森の緑の2原色にしか反応できなかったそうです。なぜか?その頃、植物の実は熟しても緑のままだったからです。でも、それだと猿には食べ頃が分からず、まだ熟していないうちに緑の実を食べてしまいます。
これだとウンチと一緒に種が排出されても芽がでず、植物は絶滅してしまいます。そこで考えた植物は熟した実に何かサインをつけることを思いつきました。そう、それが果肉であり、香りであり、赤色だったそうです。
ちょうどその時期に符合するように、猿の赤の色覚受容体も発達したそうです。生きものってすごいですね〜。赤いきつねも、キットカットも、私たちの本能には果実にしか見えていないのかも知れませんね。