子どもデザイン教室ブログ
デザイン国語研究レッスン、開催中
デザイン教室 | 2017.08.07(月) | No Comments
土曜日、大阪府立大学の伊藤嘉余子先生とゼミ生がお見えになり、子どもデザイン教室「デザイン国語研究レッスン」のご監修を頂きました。デザイン国語研究レッスンとは、社会的養護児童の国語力を感覚的に高めることで、自己肯定感を育むことを目的にした独創的な教育法です。
子どもの自己肯定感を育てるものは長期的で独占的な人、場所とのアタッチメントです。デザイン国語研究レッスンは、まさにそのことを立証しています。以下にその伊藤先生のFacebookを転記します(許可済)。社会的養護児童専用の無料レッスン、ひとまず来年3月まで開催中です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【“答え”はいつも子どもが教えてくれる】毎月第1土曜日は、親と暮らせない子どものための「デザイン国語」レッスン。「自分の言葉で自分の思いを伝える力」を身につけることによって、自己肯定感を育もうとする、子どもデザイン教室のチャレンジに、伊藤ゼミも参加させて頂いています。
8月レッスンのテーマは、読書感想文。桃太郎を読んで、自分の感想とその理由をまとめた上で、さらに『他者理解』の視点を加えて、自分の思いや考えを表現していきます。「桃太郎は宝物を持ち帰らずに、奪われた人たちに返してまわるべきだった」と書いた子。
「キジや犬たちは、桃太郎の家来か?友達か?」という問いを立て「友達だと思う」と自論を展開した子ども。「おじいさんとおばあさんは、桃から桃太郎が生まれたことが一番嬉しかったと思う」と、1人より2人、2人よりも3人で過ごせることの喜びや幸せについて書いた子。
どの感想文も胸をうつ、説得力あるものばかり。そして、そのプロセスを支えるレッスン講師のお二人の細やかで緻密な心配りにも感銘と尊敬の念が止まりませんでした。レッスン前に、ある子が「童謡さっちゃん」のメロディにのせて、こんな替歌を歌っていました。
♪♪♪(名前)はね、バカだって言われるんだ、毎日ね。だけど(レッスンの)先生たちは、(名前)をいっぱい褒〜めてく〜れるんだよっ。うれしいなっ、(名前)♪♪♪
毎月1回のレッスンが、少しずつだけど確実に、子どもたちにとって『安全秘密基地』のような大切な居場所になりつつあるのかなと感じました。8月のレッスンに参加できて本当に良かった。ありがとうございました。来月もどんな学びや感動があるのか、とても楽しみです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜