ニュース子どもデザイン教室11月号をお届けします。

おはようございます。立冬が過ぎたというのに暖かい日が続いています。寒がりの私には好都合ですが、急に木枯らしが吹いたりするのでしょうか。皆さまくれぐれもお体ご自愛ください。さてニュース子どもデザイン教室11月号をお届けします。ぜひご一読ください。
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ニュース子どもデザイン教室11月号

2023年11月10日

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暮らしの支援:こどもサポートホーム

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子どもの主張が健全な市民を育てる

大阪府立大学大学院の修論を書いています。提出なくば退学ですので、何としても提出せねばなりません。にもかかわらず、あれこれ思い悩んでは1日延ばし。ヒリヒリする毎日を過ごしています。そんな折、とびきり素敵なご見解を(しかも注釈文の中から)見つけたのでご紹介します。
 
まずは予備知識です。子どもの人権は、①生きる権利、②育つ権利、③守られる権利、④参加する権利と4つの原理で成り立っています。この4つの中で、先進国の日本で大きく認識されていないのが、④の「子どもの参加する権利」ではないでしょうか。
 
「日常生活の中で、子どもと大人が対等な関係になって話をする場面はほとんどない。学校や家庭において、先生と児童や生徒、親と子、という関係は上下関係であることが多い。*1」「子どもはその衣食住環境において、選択や意思決定の機会がきわめて制限された存在である。*2」といいます。
 
「子どもの声を聴くというと、すぐに子どものわがままを許すのかという声があがる。*3」というのは、多くの大人の共通認識ではないでしょうか。しかし、この認識を弁護士の森本志磨子さんは、スパッ!と一刀両断に切って捨てられます。それは…
 
「わがままも含めた子どもの主張は、表出されるのが当然であり、それらが大切に扱われる過程は、子どもの成長(特に、自己肯定感や意欲等の醸成)にとって必須であるとの発想の転換が必要である。苦情の表出や意見の対立は、市民にとって成長するための過程であり、財産である。
 
自分の権利と他人の権利との衝突を調整していく必要性や、そのためのルールを子どもに考えさせることが大切である。*4」いかがですか?子どもの主張は健全な市民を育てるための成長の過程!私は素晴らしい理論武装を手に入れた思いです。修論は私の知見を育ててくれます。
 
*1:渡邉 文(2013)「子どもと大人の対話」『臨床哲学のメチエ』大阪大学
*2:金子真理子(2015)「子どもの「意見表明権」の社会的意義」『子ども社会研究』日本子ども社会学会
*3:菊池幸工(2019.9.8)「フォーラム子どもアドボカシー」朝日新聞デジタル
*4:森本志磨子(2012)「社会的養護におけるアドボケイト制度の実現に向けて」『はらっぱ』子ども情報研究センター
  
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学びの支援:子どもデザイン教室

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10月の絵と工作レッスン/ハロウィンクッキーを作ろう
10月は食欲の秋とハロウィンを楽しむクッキーとそれを入れるバケツを作りました。今年のバケツはかぼちゃ、おばけ、好きなキャラと何でも自由。クッキーには自分への応援メッセージか誰かへの感謝の言葉を書き添えました。自分でも誰かでも人への想いを繋げるのが狙いでした。 
 
 

10月のこどキャラレッスン/クッキーでデザインしよう/絵本の世界をデザインしよう
10月第1週はハロウィンのクッキーを作り、自分や誰かへの応援文を添えました。第2週からは絵本の発表会に向けて、アナログで絵を描いたり、誰かにお薦めする発表文を書いたり、発表会の準備を進めました。
 
10月のご報告

レッスン日数=8日、レッスン回数=12回、参加人数=延べ93人(一般家庭64人、社会的養護児童29人)
 
 
 
 
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お金の支援:子どもデザイン基金

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次回は2024年1月6日㊏、活動説明会「こどカフェ」で伝えたいこと。

活動説明会「こどカフェ」では、①子どもデザイン教室の活動内容、②親と暮らせない子どもたちの問題、③意見表明と創作活動の因果関係の3つのテーマでお話をさせていただき、広くご支援くださる皆様を募りたいと考えています。ぜひお越しください。
 
今回もわざわざお越し頂く皆さまへ感謝の気持ちとして、こどもサポートホームの子どもたちが愛してやまないミックスジュースをご所望いただけます。100%天然素材、昭和が薫るミックスジュースをぜひお楽しみください。
 
2024年1月6日㊏、活動説明会「こどカフェ」開催!

今回からオンラインでもご参加可能です。お申し込み頂くとミーティングIDとパスコードをお知らせします。ぜひ聞きたいけど伺う時間が・・・と仰る皆さん。ぜひこの機会にご参加ください。参加費(年会費)3,000円〜は教室の運営費として役立てます(会員・保護者の方は無料です)。

「こどカフェ」のお申し込みはこちらから

 

Tポイントで1円から寄付できるヤフーネット募金

ご寄付のお金は親と暮らせない子の自立支援に役立てます。

「ヤフーネット募金」のお申し込みはこちらから

 

フォントワークス様の社会貢献型UDフォント。

使用料が全て教室へのご寄付になる「むすびも」発売中!

「むすびも」のお申し込みはこちらから

 

親と暮らせない子の描いたキャラクターがお名刺に。

可愛い名刺で社会貢献「こどキャラ名刺」いかがですか?

「こどキャラ名刺」のお申し込みはこちらから

 

次回、12月号は12月10日㊐に配信の予定です。
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発行所:特定非営利活動法人 子どもデザイン教室

責任者:代表理事 和 田 隆 博

問合先:〒546-0035 大阪市東住吉区山坂4-5-1

電話 06-6698-4351  ファクシミリ 06-6698-4352

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