ニュース子どもデザイン教室5月号をお届けします。

皆さま、おはようございます。最近は朝に長居公園をジョギングして、爽やかな春の季節を満喫しています。朝の風はまだ冷たくて心地よく、その日一日がとても快調で「あ〜生きている!」と、細やかな幸せを噛み締めています。さて、ニュース子どもデザイン教室5月号をお届けします。ぜひご一読ください。
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ニュース子どもデザイン教室5月号
2025年5月12日
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暮らしの支援:こどもサポートホーム
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ただいま、迷走中
1カ月ほど前だったか、何かのZoom会合で「うちは皆、仲がいいんですよ」なんて軽口をほざいてたら、あっという間に子どもたちとの関係が崩壊してしまいました。それから毎週ミーティングを開き、子どもの意見を訊くなどして関係修復を試みますが、今のところ元に戻れる気がしません。
色んな問題が同時多発していますが、概ねパターンがあります。子どもが何か問題を起こして、おとなが解決を計ろうとすると、「知らない」と話合いに応じず、その後、「自分のせいにされた」とか、整合性のない愚痴を言い出すとかで、逆に私をなじりだします。私も人間なので、段々しんどくなってきます。
里親信条に「子どもに寄り添う」とありますが、こうなると当事者は寄り添う気すら失います。そこで私の場合は、チーム養育がうまくいきます。他のスタッフを介して和解を探ります。ただ、今回の関係崩壊は子どもとのあり方を再定義する丁度よい機会になりました。
まず、これまでの私の態度を振り返り、里親としての気負いが災いして、頭ごなしだったことを反省します。そして、何か問題が発生した場合は、それをシステムとして捉え、子どもとちょっと距離をおいた対応をすることで、子どもとの関係が悪循環に陥らないようにしようと考えています。
しかし、家庭とは本来子どもとの距離がとても近いものですから、距離をおいた対応をすると、家庭とはいえなくなる可能性があります。ただ、価値観や社会通念がまったく違う里親子の関係では、距離をおかないと家庭そのものが崩壊してしまいます。これが里親養育の難しさでしょう。
里親信条に「里子を家庭に迎え入れて」とありますが、家庭養護で里子を育てることはまずもって困難です。そういう意味で、里親もチームで里子を育てる社会的養護なのでしょう。まあ、難しい話はさておき、いつか「こんな日もあったね」と子どもたちと笑いあえる日がくることを、今は切に願っています。
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学びの支援:子どもデザイン教室
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4月の絵と工作レッスン・えとこうさくレッスン/トートバッグを作ろう
4月の絵と工作レッスンはトートバッグに絵を描いたり、装飾を加えたりすることで、世界に一つのバッグを作ります。こうしたもの作りを通じて、工夫する愉しさや完成の喜びを体験し、自己肯定感を高めるのが、レッスンの狙いです。
今回はあえて型枠を用いてバッグに絵を描くことで、規制の中から生まれる表現の面白さを体感してもらいました。型枠を用いて絵を描き進めると、それそれに浮かび上がる意図した、あるいは意図しなかった色と形の配列が浮かび上がりました。

4月のこどキャラレッスン/キャラクターをデザインしよう
4月はこの1年の基本となるキャラクターのデザインをしました。キャラクターは不思議キャラ、自分の好きなキャラ、人物キャラの3体です。それぞれアナログとデジタルで描きました。キャラクターの設定を元にキャラクターの物語も書きました。今年は買う人の納得感が得られる商品作りをめざします。
4月のご報告(デザイン国語/京都教室を除く)
レッスン日数=7日/レッスン回数=7回/参加人数=延べ59人(一般家庭30人・社会的養護児童29人)

おとなとこどものじかんワークショップ受講受付中
私、和田隆博がファシリテーターとして児童養護施設にお伺いしてワークショップを開催します。児童養護施設の場合は無料です。内容は、施設職員さんと子どもがペアになり、絵や工作をしながら会話を楽しむというシンプルなものです。
施設職員さんは子どもとの会話の中から普段抱えている課題や要望を発見し、今後の養育に役立てます。また、子どもは自分の気持ちを伝える力を身につけます。これは創作活動を通じて、子どもの意見表明を促進・育成する子どもの人権推進活動です。
日時=ご相談ください(1~2時間)/場所=子どもデザイン教室か児童養護施設/対象=施設職員さんと小学3年生~成人のペア1~4組
料金=年会費・受講料無料 *施設職員さんのみの研修の場合は30,000円(2時間・25名程度)
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お金の支援:子どもデザイン基金
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ご希望の日にお気軽に、活動説明会「こどカフェ」開催
活動説明会「こどカフェ」では、①子どもデザイン教室の活動内容、②親と暮らせない子どもたちの問題、③意見表明と創作活動の因果関係の3つのテーマでお話をさせていただき、広くご支援くださる皆様を募りたいと考えています。ぜひお越しください。
今回からオンラインでもご参加可能です。お申し込み頂くとミーティングIDとパスコードをお知らせします。ぜひ聞きたいけど伺う時間が・・・と仰る皆さん。ぜひこの機会にご参加ください。参加費(年会費)3,000円〜は教室の運営費として役立てます(会員・保護者の方は無料)。
Tポイントで1円から寄付できるヤフーネット募金
ご寄付のお金は親と暮らせない子の自立支援に役立てます。
親と暮らせない子の描いたキャラクターがお名刺に。
可愛い名刺で社会貢献「こどキャラ名刺」いかがですか?
次回、6月号は6月10日㊋に配信の予定です。
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発行所:特定非営利活動法人 子どもデザイン教室
責任者:代表理事 和 田 隆 博
問合先:〒546-0035 大阪市東住吉区山坂4-5-1
電話 06-6698-4351 ファクシミリ 06-6698-4352
電子メール info@c0d0e.com
ホームページ https://c0d0e.com