子どもデザイン教室ブログ
「恥ずかしがらんでええねん」
デザイン教室 | 2020.07.22(水) | No Comments
4カ月遅れで始まった社会的養護児童専用の商品デザイン特別レッスン。自分のキャラクターを人形やピンバッジなどの商品にして売り、売れたら自分の貯金にします。自立後の困難が予想される社会的養護児童に社会で暮らすことの意味や楽しさを体験して貰うレッスンです。
最初の自己紹介は想定通り、恥ずかしくてできませんでした。自分の好きな食べもの・生きものでキャラクターを描くよう促しても「好きなものない〜」と言ったり、ゴキブリやミミズの走り書きをして「できた〜」といったりしました。
「ゴキブリが売れる?買う人のことを考えないと」というと「そんなん分からん」と。そこで「それは誰にも分からない、だから想像するねん」といいました。その後、いろんな投げかけの中で「恥ずかしがらんでええねん」の声かけにハッとしたような顔になりました。
これまでの経験が少ないことが原因なのでしょう。やがて水玉シーラカンス、塙のようなサボテンキャラ、血走ったデメキン、テントウムシ星人などのアイデアがでました。創造力は生きる力の源と考えます。施設だけではつきにくい創造することの楽しさを育てたいと思います。