子どもデザイン教室ブログ
いちじくに思う児童養護
サポートホーム | 2022.09.05(月) | No Comments
秋の旬と言えばいちじくですが、朝ごはん時から子どもが「ゆで卵不味い!いちじく嫌い!野菜イヤ!」と文句のオンパレードです(しかしゆで卵においしいも不味いもあるんか?)。もはやこの程度のことで腹が立つような私ではありませんから、ふと児童養護の全体を考えます。
ある一般家庭で、毎日ずっと白米だけという子どもの話を聞きました。明らかに不適切な養育ですが、そんな家庭は案外多いと思われます。お金がなくてそうならまだしも、裕福な家庭でその子だけそういう処遇を受けているとなると、健康で文化的な生活とはいえません。
児童養護施設や里親宅で暮らす一握りの社会的養護の子と、過酷な環境下で暮らす多くの家庭養護の子。児童養護の形よりはかなり悪いです。原因は前者は目に見えますが、後者は親のマインドコントロール下に置かるなどで、SOSを出すことすら知らずに、目に見えないからです。
行政、NPO、地域などの支援する方も何だかちぐはぐで、目に見える所への支援しかできません。そもそも「親は子どもの最善の利益を考える者」という固定観念も間違いです。そうなるとすべきことは子どもの人権教育、自己主張力の育成か?と改めて自問する今朝の出来事でした。