ニュース子どもデザイン教室4月号をお届けします。

皆さん、おはようございます。4月になったかと思うといきなりの夏模様。温暖化の影響か、ここ数年、春と秋がなくなったかのように思われます。さて、ニュース子どもデザイン教室4月号をお届けします。ご一読頂ければとても嬉しいです。どうぞよろしくお願い申し上げます。
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ニュース子どもデザイン教室4月号

2024年4月16日

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暮らしの支援:こどもサポートホーム

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その場にしかない感動が子どもの成長を促す

こどもサポートホーム、春の旅行は岡山・香川へ行きました。倉敷の大原美術館、金比羅宮の1368段、讃岐うどん巡りをして、海の見えるコテージに泊まりました。海を眺めながら温泉に入って、テラスでBBQを楽しんで、出てきた虫にきゃーきゃー言って、非日常を体験しました。
 
シリアスな日々を過ごしてきた子どもたちにとって、それとはまったく違う出来事を体験することは、心の成長に欠かせないと考えています。空とか、海とか、光とか、風とか、そんなその場でしか体験できない感動が心に響き残ることを期待しました。
  
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学びの支援:子どもデザイン教室

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2024年度のレッスンとワークショップの考え方
2023年度をもって、2007年より17年続いた土曜日のレッスンを閉講しました。私は加齢と共に、できることが少なくなっています。そこで一般児童向けレッスンの縮小、社会的養護児童向けレッスンの拡充と、子どもデザイン教室の本来目的に、私の限りある資源を集中していきます。
 
具体的には次の4つの教室事業を実施します。①絵と工作レッスン、②こどキャラレッスン、③えとこうさくレッスン、④ワークショップ「アートとおしゃべりの時間」です。①と②は一般家庭児童も参加しますが、③と④は施設や里親宅で暮らす社会的養護児童専用になります。
 
私がここ4年の活動で得た事実は、自己肯定感の低い社会的養護児童の意見表明の改善に、レッスン形式は効果が少ないことです。社会的養護児童が求めているのは講師との関わりでなく、保護者との関わりです。そこで保護者との関わりの時間であるワークショップの実施を考えました。
 
ワークショップに絵や粘土などの創作活動を用いる理由は、『アートという視覚言語を媒体に用いるため、自分の気持ちをうまく言葉で表現できない子供や高齢者にも、感情表現とコミニュケーションの手段として導入できる*』からです。 *関則雄(2016)『臨床アートセラピー─理論と実践─』日本評論社より
 
自己肯定感に課題の少ない子どもたち向けの①絵と工作レッスン、②こどキャラレッスンは、さらに魅力的な創意工夫を重ねます。③えとこうさくレッスンは、①ではレッスンが難しい社会的養護児童向けに、より容易な内容にします。2024年度の子どもデザイン教室にご期待ください。 
 
 

3月の絵と工作レッスン/おとなも絵と工作レッスン
年度末を締めくくるレッスンは、子どもと保護者2人で創作し、表現することの愉しさを体感する発表会をしました。相手の絵を途中で交換し、思いつかない不思議なキャラクターを粘土で作りました。創作の行程では2人で「お気に入りの絵本」について、会話の時間を楽しみました。
 
粘土は言葉にならない何かを発散する方法として、とても有効と言われています。最後にできあがったキャラクターを元に2人で物語を創作し、発表しました。絵、工作、文字、言葉、あらゆる手段で表現の愉しさをご体験頂きました。子どもとの2人の時間を楽しむ発表会でもありました。
 
 

3月のこどキャラレッスン/こどキャラショップをデザインしよう
2023年度を締めくくる第3回発表会「こどキャラショップ&カフェ」を開催しました。子どもたちが12月から4カ月かけて構想、制作したオリジナル商品のプレゼンテーションをしたのち、その商品のお買い物タイムをしました。小さな教室は大賑わいで、ほどなくほぼ完売しました。
 
最後に保護者の方にもプチレッスンをご体験頂きました。小さな花とメッセージカードを交換し、教室内は暖かな雰囲気に包まれました。頑張ればできる自分がいる。それを認めてくれるおとなたちがいる。そのことを子どもたちが感じてくれれば、発表会は大成功と思いました。
 
 

3月の出張絵と工作レッスン/ペアで絵と工作レッスン
2023年度最後の出張絵と工作レッスンは2部構成でした。前半の「ペアで絵と工作レッスン」では、2人で描いた落書きを交換し、落書きの中に潜む不思議な生きものを、粘土で立体にしました。これは発想や表現の愉しさを体感するレッスンでした。
 
後半は「ジオラマ工作を作ろう」をしました。前月、子どもたちが工作にのめり込む姿に感動し、3月も工作をしました。子どもたちの集中力はとても高く、終わりの時間がくると「もっとしたい〜」との声が上がりました。子どものやる気をくすぐる最高のレッスンになりました。
 
 
3月のご報告(デザイン国語/京都教室を除く)
レッスン日数=14日、レッスン回数=18回、参加人数=延べ119人(一般家庭74人、社会的養護児童44人)
 
 
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お金の支援:子どもデザイン基金

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5月11日㊏17時〜18時30分、活動説明会「こどカフェ」開催

活動説明会「こどカフェ」では、①子どもデザイン教室の活動内容、②親と暮らせない子どもたちの問題、③意見表明と創作活動の因果関係の3つのテーマでお話をさせていただき、広くご支援くださる皆様を募りたいと考えています。ぜひお越しください。
今回からオンラインでもご参加可能です。お申し込み頂くとミーティングIDとパスコードをお知らせします。ぜひ聞きたいけど伺う時間が・・・と仰る皆さん。ぜひこの機会にご参加ください。参加費(年会費)3,000円〜は教室の運営費として役立てます(会員・保護者の方は無料です)。
 

「こどカフェ」のお申し込みはこちらから

 

Tポイントで1円から寄付できるヤフーネット募金

ご寄付のお金は親と暮らせない子の自立支援に役立てます。

「ヤフーネット募金」のお申し込みはこちらから

 

フォントワークス様の社会貢献型UDフォント。

使用料が全て教室へのご寄付になる「むすびも」発売中!

「むすびも」のお申し込みはこちらから

 

親と暮らせない子の描いたキャラクターがお名刺に。

可愛い名刺で社会貢献「こどキャラ名刺」いかがですか?

「こどキャラ名刺」のお申し込みはこちらから

 

次回、5月号は5月10日㊎に配信の予定です。
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発行所:特定非営利活動法人 子どもデザイン教室

責任者:代表理事 和 田 隆 博

問合先:〒546-0035 大阪市東住吉区山坂4-5-1

電話 06-6698-4351  ファクシミリ 06-6698-4352

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