子どもデザイン教室ブログ
子どもたちへの贈りもの
デザイン教室 | 2020.04.06(月) | No Comments
教室の玄関に菜の花が咲きました。4月のレッスン再開を迎えた矢先の土曜日、目をさますと喉の痛みを感じました。そこで従前のマニュアルに従い、レッスンを中止にしました。新年度開講を迎えるに当たり、様々な準備をしてきただけに残念無念、健康管理の甘さを痛感しました。
しかしこの判断の過程で、正直な話、「これくらいの喉の痛み、大丈夫だろう」と甘い考えをし、卑劣にも開講を画策する私がいることに、自分自身で呆れてしまいました。私やスタッフが考えるべき第一義は子どもの安全と安心、これに勝るものはありません。
そこでこの事態を踏まえ、4月中のレッスンも3月に引き続き、中止することにしました。コロナウイルス感染が日増しに深刻化する中、いつ大阪も欧米のようになるか分かりません。2ヶ月以上のレッスン中止は経営的に大打撃ですが、子どもたちに万一のことがあってはなりません。
しかしそんな折、保護者の方々と企業様から多額のご寄付のお申し出がありました。感激で身震いが全身を駆け抜けました。コロナウイルスの深刻さに落ち込んでばかりいましたが、教室のシャッターを閉め、ふと玄関の菜の花が目に入ったとき、じんわり涙がでてきました。
普通一般に習い事先の経営状況まではおもんばかれないものです。それをこうしてご支援くださる保護者の方々、企業様がいらっしゃること、これはこの活動が単なる習い事ではなく、子どもの未来を応援しようという大きな目的を、みんなが共に目指している証しだと確信しました。
このご寄付は子どもたちへの贈りものです。今後このレッスン休止を機に、ネットレッスンの実施など、新たな方策を考えていきます。そうすれば全国の児童養護施設や里親宅、一般家庭の子どもたちにも、子どもの未来を応援する「デザイン教育レッスン」が提供できると思います。
5月、あるいは6月になるかもしれませんが、再度、明るい笑顔で子どもたちに会える日を楽しみにしています。皆様も人混みを避け、手洗いをし、人と会えば水分を取り、睡眠など健康管理には十分ご配慮ください。心を一つにしてこの難局を創造と計画と対話で乗り越えていきましょう。