子どもデザイン教室ブログ
10年ぶりのドアが開いた
サポートホーム | 2025.05.13(火) | No Comments
突然、10年ぶりのドアが開いた。そこには10年前、里子として育てていた男の子がいた。すっかり成長して、今年大学に入学したと報告にきたと。中学の時も、高校の時も、開けようと思ったけど開けられなかったと。でも今日開けなかったら二度と開けないと思ったから開けたと。
泣かせるじゃありませんか。10年前はごね太郎で、呆れた児相のケースワーカーが「和田さん、この子大変ですねえ」とつくづく同情したけど、見違えるような好青年なっていた。あの頃、こんな子がおとなになったらどうなるんだろう?と心配したけど、心配ご無用!
今、うちで手を焼いている里子もきっと素敵なレディになると確信した。あの頃のことは全部笑い話。一緒にお風呂に入ってふざけたことが懐かしく蘇る。里親をやってて良かったと思った。明日死んでも、こうしてこの子の中に私はずっと生き続けられる。私は死なないと思った。

