ドラマ「明日、ママがいない」について

takorockな毎日 | 2014.01.20(月) | No Comments

ドラマ「明日、ママがいない」について。今日、我が家の子どもと話をしていて、ふと思ったことがあります。それは、子どもの方から見ると【私たちはあんな風に恐ろしく見えているのかも知れない】ということです。

そこで、あれは架空の話であること、ドラマ中の里親は我が家ではあり得ないこと、里親である私の使命を話しました。子どもはドラマの継続には反対でした。理由は子どもにはお話の真贋が分からないからです。

私はこのドラマを子どもの味方だとは思いません。なぜなら、子どもをとてもひどい言葉で侮辱しているからです。子どももあの言葉に『自分はそう思われているのかも？』とひどく傷ついていると心配します。

しかし、それでも複数の専門家の意見をよく聞いて、子どもの心に十分配慮して、放送を続けるべきだと思います。なぜなら、里親宅での虐待事案は現に今もあり、児童養護施設も、児童相談所もそれぞれ問題を抱えているからです。その面での警鐘は必要だからです。

ここで放送を打ち切れば【児童養護＝なんだか厄介そうな問題＝避けて通ろう】みたいな風潮ができ、後続の番組や議論も生まれないのでは？と懸念します。まず何より日本テレビは子どもに謝罪し、猛省すべきだと思います。

子どもは可能性の生きものです。これから児童養護施設や里親宅へいく子、また暮らす子、さらにはその実親さんがどう感じるのか？製作者は【親と暮らせない子どもに思いを馳せる】必要があります。誰が傷つこうが言いたいことを言うでは済まされません。