子どもデザイン教室ブログ
一に戻る旅
サポートホーム | 2018.06.29(金) | No Comments
目黒区で5歳の女の子がなくなった日は、私の誕生日です。あの事件がずっと突き刺さっています。年齢や健康を考えると、子育てができる残り時間はそう長くありません。こうした子どもたちの無念に応えることをして子育てを終えたい、そう願います。
昨日、大阪市役所でファミリーホームの打合せをしました。2年前に比べ状況は好転しています。
ただ、里親が一番かなとも感じました。里親は子どもとの精神的距離が近く、一緒に未来がめざせます。より多くの子どもの幸せを願いますが、抱っこできる腕は2本しかありません。
しかもその腕は細い。大きくすることも、続けることも難しいですが、終えることもまた難しいです。次世代に託すと願ってはいますが、結局は自分の責任です。座組みこそ重要、人は風、終わりから考える、これらはこれまでの10年で得た教訓です。
これまでの10年は、自分の限界を探してきました。それはお猪口ほど小さい自分の器と知りました。そこでこれからの10年は、そんな10年を逆戻しにして最適解を探す、そんな一に戻る旅を子どもたちと行こう、なんてことを考えています。来期以降のあり方が見えてきました。