子どもデザイン教室ブログ
問題の原因
takorockな毎日 | 2015.09.03(木) | No Comments
今回の中止表明も、前回の謝罪表明も、HPで告げるだけでコソコソした印象を受ける。しかも、国民への謝罪はなく、どこか人のせいだ。自身の潔白の証明もない。何か言えない理由でもあるのだろうか。
トートバッグの著作権侵害は犯罪であり、デザインの信頼を失わせ、オリンピックでは同業者、後進、全国民の希望を失望に変えた。ただ、あれほどのデザイナーが盗作するとは考えにくい。盗作などしたら安心して眠れない。盗作はないと思うのは本心だろう。
では、この信じられない問題はどうして起きたのだろう。ここから推察できるのは、そもそも、そういう模倣、権利形態に関して無頓着で、悪気がなかったのではないか。NYのADC金賞や京扇堂の類似を見ると、これが本当なら意識がないとしか言えない。
普通、スタッフがトレスやネットの画像を修正していれば、誰かが「お前何してんねん」となるし、途中でラフや原画の制作過程のチェックがある。これだけ無断使用が判明するからには、その職場自体が相当ルーズな環境であった可能性がある。