子どもデザイン教室ブログ
IFCAの勉強会がありました。
サポートホーム | 2014.09.14(日) | No Comments
土曜日、子どもデザイン教室で、IFCA(インターナショナル・フォスター・ケア・アライアンス)の小さな勉強会がありました。フォスターケアとは、里親制度などの社会的養護のことです。IFCAは、日米のフォスターユース(児童養護施設・里親宅で育った29歳以下の当事者)が「自主的に」社会的養護のあり方を提言する、極めて画期的な取り組みです。
アメリカでは「ストラテジック・シェアリング」という、戦略的に自分の経験を語ることで社会の理解を広める活動をしています。また、政治家へのロビー活動をするなど、当事者が自主的に社会的養護問題に取り組んでいます。こうした取り組みは日本ではまだまだ僅かなようなので、この活動がますます広がるよう大阪でも支援をしたいです。
勉強会の感想を書きます。子どもは発言する機会が少ない割に、社会情勢や家族環境に大きく左右されます。そんな子どもの立場にできるだけ近い立場の人間がフォローする、そんな取り組みは大変重要だと思いました。
また、施設・里親で育った子どもたちは、基本的に「高卒=就職」というのが日本の社会的養護の前提です。こうした制度改革は、当事者である若者がもっともっと語るべき必要があり、それをおとながもっともっとフォローするシステムが必要である、そう思いました。
【お知らせ】日米の社会的養護の当事者が語るフォーラムが開催されます。『日米ユースサミットin Osaka〜ユースが語るフォスターケアの今』◎場所:難波市民学習センター ◎日時:今日14日(日)13:00〜16:00 ◎申し込み:http://kokucheese.com/event/index/208293/