子どもデザイン教室ブログ
怒っている人は困っている人
サポートホーム | 2019.08.20(火) | No Comments
大阪市里親会の研修旅行に行きました。講義は社会福祉士・辻由起子さんの「大人が変われば子どもが変わる」でした。そこで学んだことを3点記しておきます。1点目は『私は正しい、あなたは間違い』と「自分の価値観に囚われないこと」。これに関して私は深く深く反省しています。
2点目は「子育ては本能ではできないこと」。人は社会的な生きものだから子育ての仕方が生物的に知らない。これまで子育ては前世代や社会から継承されてきましたが、都市化・核家族化が進んだ今日、孤立する子育て世帯が増え、子育てはうまくできなくて当たり前なのだそうです。
孤立した家庭では子育ての仕方が分からないから虐待や育児放棄が起こりやすくなります。こうして考えると、出口で里親を増やすより、入口でベビーシッターを増やす方が社会的なコストが低くなるのではないでしょうか。社会的養護のあり方を根本的に変えるべきでは?と考えました。
3点目は「怒っている人は困っている人ということ」。そこで、『何で怒っているの!』ではなく、『何に困っているの?』と声かけるべきとのことです。そう声かけすれば、不必要な諍いもなくなることでしょう。納得度のとても高い今後に役立つ講演でした。