子どもデザイン教室ブログ
他者理解を遊びながら学ぶ
デザイン教室 | 2020.07.17(金) | No Comments
今期から子どもデザイン教室では対話力の育成に力を注いでいます。その一環として、レッスンが終わると子どもたちは振り返りを書きます。内容は具体的に今日したこと、その時の気持ち、その理由などで、自分の学年の行数分以上書きます。
この課題は他者理解と自己理解に効果的で、文章力の強化にも役立ちます。今回新たな試みとして、他の子の振り返り用紙をスクリーンに映し、その文章を読んで、書いている内容をiPadで絵に描くゲームをしました。文章の不明な部分は想像で描きます。
想像で書かなければいけなかった部分は情報が抜け落ちている部分です。そして、自分が振り返りを書くときのことを想像します。このときに他者理解が生まれます。自分の振り返りを読む人は、今の自分と同じように、抜け落ちがあると自分の情報は伝わらないことを知ります。
このことを踏まえて、最後に今日の振り返りを書くと、皆自分の学年の行数を越えて文章を書いていきます。このように子どもデザイン教室では、対話力の原動力となる自己理解と他者理解の強化を遊びながら学んでいけるプログラムを推進しています。