子どもデザイン教室ブログ
独楽を反対回しで見るように。
サポートホーム | 2016.09.19(月) | No Comments
高校生の子の誕生日。里親を始めて5年になります。1人以上の子どもを5年養育、もしくは2人以上の子どもを2年養育するとファミリーホーム(6人までの子どもを養育する小規模住居型施設)を運営する資格が得られます。その基準年数のどちらも超えました。
家族を巻き込み、バラバラになり、迷惑をかけ、申し訳ない限りです。しかし、ようやくここまで来られました。家族に感謝します。しかし振り返っても、里親をしない私の人生などあり得なかったし、里親をすることで多くの真理を会得しました。
元々ファミリーホームがしたくて始めた里親です。しかし、その資格が取れた現在、ファミリーホームは「夢」です。単身でするには採算があいません。支援者か出資者がいない限り、子ども主体のファミリーホームの運営はすぐに頓挫してしまいます。
昨日、里親更新講習で、社会的”養護”から社会的”養育”へという話を聞きました。私は里親かファミリホームをしない限り、社会的”養育”の本質は突かないと確信します。つまり子どもに必要なのは、愛されたいと願う気持ちを受け止める誰か揺るぎない「軸」です。
今のところ私はブレブレの軸です。しかし、独楽を反対回しで見るように、やがて綺麗な軸になることをイメージしています。人生は短いです。後悔などもってのほかです。どうせ何かをするなら、人の役に立つことをして終わらせたいものです。