子どもデザイン教室ブログ
【この春の10の想い出③】
デザイン教室 | 2023.04.10(月) | No Comments
つくるコースの発表会を南田辺会館老人憩いの家で開催しました。子どもとおとながペアになり、子どもが描く絵と対話を通して「普段子どもが普段大切にしているものは何か?」をみつけます。そのことで子どもへの想いの再確認をしたり、新たな発見をしたりしました。
これは創作行為を仲立ちとして、子どもの意見表明とおとなの傾聴を促進する子どもデザイン教室の今後のレッスンをご体験いただくものです。発表会はとても温かな空気に包まれ、特に一般家庭の親子の愛情の深さに感銘を受けました。
発表会の振り返りを読むと、おとなと子ども、互いの関係性が深い者同士ほど互いに高評価で、互いの関係性が浅い者同士ほど低評価となっていました。発表会は参加者が主体的に取り組むものでしたから、対話は関係性なくして成立しないことがよく分かりました。
その関係性に「その子の立場に立って真底聴き出そうとする力がおとなにあるかないか」という「愛情」が重要ではと考えています。このことは私自身の里親生活を鑑みても共通します。子どもデザイン教室の未来は「造形と愛情の創発の場である」と考えるに至った貴重な発表会でした。