子どもデザイン教室ブログ
白浜へ、里親会研修旅行
サポートホーム | 2022.08.24(水) | No Comments
白浜へ。里親会の研修旅行に、スタッフ、ホームの子どもたち全員でいきました。研修講師はなんと私の大学院の指導教員であり、子どもデザイン教室の理事である伊藤嘉余子先生です。その講演を聞きながら、ホームの子どものことを思い、涙が出てきました。
多くの学びの中から、その一つを簡単にまとめます。「人は生まれてきて私となり、その私を中心として、親、恋人、親友、友達、知人、見知らぬ人と、順に内側から外側に広がる同心円で関係性を表すことができます。
そして「愛着関係」は内側から外側に築かれていき、「人間関係」は外側から内側に築かれていくと説明されました。親と暮らせない子は「愛着関係」の一番内側の親が突然いなくなったり、親から暴力を受けたりして、「愛着関係」が構築できずにいます。
そんな子どもに「人間関係」の一番外側にいる里親が、突然「愛着関係」の一番内側に現れても、関係性はうまくいくはずもありません」と。なるほど、道理でうまく関係が作れない訳です。今回、年頃の子どもには退屈な旅行なのに、大きな子どもたちも全員が参加してくれました。
その気持ちだけでもとても嬉しかったです。人は一番頼りにしなくてはいけない人に厳しく接します。今回もほとんど口を聞かない子どもに「それ位しんどいんだよね」と共感できるようになりました。