自分はいつあんな風に

デザイン教室 | 2023.12.07(木) | No Comments

喫茶店で仕事をしてたら、お隣で杖をもったかなりご高齢のおばあさんが携帯電話で怒っています。どうやら荷物が多いので息子さんに迎えに来てほしいというのに、息子さんが行き渋っているようで、それに対して「もうすぐあの世にいくのに！」と激高されています。

小さくてしわくちゃの容姿とは相反するお元気さが微笑ましく、電話が終わる頃目があったので「お元気で何よりです」とお声掛けすると、そのおばあさん、何と94歳。それからおばあさんの息子さんの愚痴、愛情、身の上話を延々と聴くことになりました。

若い頃は街を歩くと若い女性に目がいったものですが、今は生きた骨董品というか天然記念物というか、人生の年輪を全身に刻み込んだご高齢者に目がいきます。どんな人生がこの方たちにあったのだろう、自分はいつあんな風に磨き上げれるのだろうと興味が尽きません。