子どもデザイン教室ブログ
7月前半の対話デザインレッスン
デザイン教室 | 2020.07.18(土) | No Comments
8~9月開催の絵本のプレゼン会「言葉で描く絵本の世界」のためのレッスンをしました。これは絵本の内容と自分の気持ちを話すことで、来場者に自分の気持ちを伝える勇気や意味を考える会です。このレッスンは「語用論」をベースに設計しています。
例えば「子:今日の天気は何?親:今日、雨やで」と「子:今日、公園に遊びに行くねん。親:今日、雨やで」とでは、親の伝えたい意図は違います。この様に誰も皆、声に出す言葉と心の中の思いは違っており、人間は相手の気持ちも自分の気持ちも伝わりにくい生きものなのです。
私たちは社会性を育むためにこうした心の理論を会得したと本で読みました。しかし、その心の理論を育てるのは、親との長きにわたる会話だといいます。そうした会話の経験が互いに相手の気持ちを推察しながら話をする技術=心の理論を会得するのだそうです。
初回のレッスンではお気に入りの絵本を選び、まずそれを読み込んで、読んだ感想とその理由、作者の狙いとその理由を想像してiPadに記入しました。子どもたちはどのように相手の本当の気持ちを発見し、自分の本当の気持ちに出合っていくのか?これからが楽しみなレッスンです